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2019年春夏のシーズンテーマ「ReLUX」のインスピレーション源となっているマラケシュ。実は約一年前、2018年の初夏に私たちの大切なパートナーであるDORMEUILの本国メンバーと、モロッコのマラケシュにショートトリップをしてきたのです。
ヨーロッパから近いこともあり、欧州の方々のヴァカンスに人気のエリアだそうです。
たしかに街中にはたくさんのヨーロッパからの旅行者が。かなり近代的なデザインの空港に降り立ち、タクシーでホテルのある旧市街エリアへ。道中に建ち並ぶ、薄いピンク色の土壁が印象的です。
土壁に囲まれた迷路のような旧市街を抜け、宿泊先のリヤドに着くと食事を摂って少し休憩をしました。リヤドとは、お金持ちの邸宅を改装した宿泊施設。小さなプールなどが付いた中庭が必ずあり、暑い気候の中でも涼を取ることができるように工夫されています。
調度品や内装もラグジュアリーそのもの。センスの良いアフリカ大陸的なオブジェや水タバコなども配置されていました。
小休憩を終え、旧市街地を散策。店先に並ぶ色とりどりの染料。高さを競って盛られる香辛料。店員さんが呼込みをする店内にはたくさんの乾燥ハーブやモロカンオイル。 品の良いカフタンシャツ。
旧市街地はあるいているだけで刺激的です。色彩も色とりどり。赤茶の土壁、スパイスカラー、舗装が荒れた道路の土の色。そこに時々に現れるフレンチブルー。道路わきに並ぶ植栽の青々したグリーン。雲一つない青い空。風に巻きあげられる土埃。幾何学柄やアールヌーボー的草木モチーフ、イスラム的文様の数々。
旧市街を抜け、有名なフナ広場へ。カオス。最初の感想は、この一言。夕方になると何処からか現れるたくさんのストリートフードの屋台。観光客を多く集めるヘビつかい。人の波をかき分けて進む小型バイク。馬車。太鼓や笛の音が鳴り響き続ける広場の喧噪。無数の現地人。無数の観光客。完全なる異国でした。
迷路と比喩されるスークを散策したあとは、旧市街エリアにある隠れ家レストランへ。すこしドレスアップをして、DORMEUILのメンバーとともにディナーを楽しみました。ファッションの話、日々の生活の話、そして今後のコラボレーションの話。話は尽きません。
このようなマラケシュの旅にインスパイアされた今回の春夏コレクション。是非店頭でお手に取ってお確かめください。
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